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ビーズ手芸で使う副資材ってどんなもの?〜テグス編〜

ビーズ手芸はビーズだけでは作品が作れません。
ビーズにプラスして必ずビーズを編むための副資材(テグスや糸など)が必要です。
テグス編みには「テグス」、ステッチ編みには「糸」など、作品を作る技法によって使う副資材も変わってきますよ。
使用する副資材については、レシピ(図案)に記載があることがほとんどですので、作る作品によって必要なものを用意しましょう。
レシピ(図案)と材料がセットになったキットには、副資材も含まれているものと、副資材は自分で用意する必要があるものがあります。
ビーズマニアのオリジナルキットについては、テグスやステッチ糸などの副資材を入れていますので、その他必要なツールをご用意いただければお作りいただけます。
作家さんのキットについては、作家さんによって入っていたり入っていなかったりと異なりますので、レシピ(図案)の材料表などの記載を確認して必要なものをご用意してくださいね。

■ テグスとは

テグス編みはその名の通り「テグス」を使います。

テグスはナイロンなどの合成繊維で出来たコードやひものこと。
伸縮性がなく、張りがある透明(色付きもあります)の糸状のものです。
また、ビーズ手芸だけでなく、釣り糸などにも使われます(釣り糸の場合は「ライン」と呼ぶことが多いですよ)。
一般的には釣り糸としての方が知られているかもしれませんね。

テグスの材質はナイロンやポリエステル、フロロカーボンなどがありますが、ビーズ手芸ではナイロン製のテグスを使うことが多いです。
ナイロン製のテグスは安価で、手芸店やビーズショップ、100円ショップなどで手に入ります(サイズによっては取り扱いがないものもあります)。
適度な強度があり、柔らかくしなやかなので扱いやすいです。伸縮性がないとはいえほんの少し伸びるので、しっかりと結び目を作ることができますよ。
一方、巻きクセがつきやすいという欠点もあります。クセが強くついてしまっている場合はキレイに伸ばすと作品もキレイに仕上がります。

【テグスの巻きクセをとる方法】
・ドライヤーの熱風をあてる
テグスをピンっと張った状態でドライヤーの熱風をあてます。一度できれいに伸びない場合は何度か往復させてください。
極端に変形することは少ないので、初心者さんでもやりやすい方法です。

・蒸気をあてる
お湯を沸かして火を止め、湯気の上をゆっくりと通過するようにして蒸気をあてます。
※この方法を試す場合は、必ず火を止めてから行いましょう。
※ナイロン製のテグスは吸水性があるので、長時間蒸気をあてたり、お湯につけることはあまりおすすめできません。テグスの強度が落ち、強く引っ張ると切れてしまう場合があります。

・おもりを付けて吊るす
時間がある場合はおもりを付けて吊るしてみるもの巻きクセをとる1つの方法です。
適当な長さに切ったテグスの端に洗濯バサミなどを付けて吊り下げておくとテグスがまっすぐになります。
熱を使った場合の変形などが気にかかる場合はこの方法を試していただくといいですよ。
しかしながら、メーカーや太さによって必要な時間が異なりますので、試すときは様子を見ながら慎重に…

■ テグスの色

テグスのカラーは色々ありますが、「クリア(透明)」を使うことが多いです。
色のないクリアなテグスは、ビーズの色を邪魔しませんので、モチーフ作品もアクセサリー作品にも使いやすいです。
動物モチーフのひげにテグスを使うなど、敢えてテグスを見せるようにする作品の場合は、作品やビーズに合う色味のテグスを使うこともあります。その場合はビーズや作品に合わせたカラーを選んでくださいね。

■ テグスの太さ

テグスの太さ(サイズ)は号数であらわされます。
数字が大きくなる程太くなり、ビーズ手芸では主に「2号」を使用することが多いです。
ビーズドールなど立体モチーフを作る場合は、同じビーズに複数回テグスを通す工程が出てきますので使うビーズの大きさや作るデザインによって太さを選びましょう。

・1号(直径約0.17mm)〜1.5号(直径約0.2mm)
特に細いテグスです。
特小や極小ビーズを使用する作品や、同じビーズに何度もテグスを通す必要がある作品に使います。
細い分張りが弱いので、2号に比べると扱いにくいことがあります。
テグス編みだけでなく、ビーズステッチやビーズ織りなどにも使われることがあり、その場合は糸で作る作品よりも張りのあるものに仕上がります。
1号サイズは手芸店などで手に入ることが多いですが、1.5号は一般的にはあまり売っていないかもしれません。

・2号(直径約0.24mm)
ビーズ手芸で一番使用されることが多い太さのテグスです。
適度な張りがあり、扱いやすいです。
特小ビーズにも複数回通すことができます。
ビーズマニアのテグス編みのキットでは、この2号サイズのテグスを使用していることが多いです。

・3号(直径約0.29mm)〜
大きなビーズを使う場合や、大きな作品で強度が必要な作品を作る場合などには3号以上のテグスを使うのがオススメです。

同じナイロン製でもスーパーテグス(MIYUKI)の方がさらに強度が高いです。普通のテグスより張りがあるので、比較的ビーズの穴に通しやすいテグスです。人によっては少し硬く感じるかもしれません。
作品に強度が欲しい場合などの目的に応じて使い分けるのがオススメです。
尚、スーパーテグスには2号と3号があります。

■ テグス編みの小技

・テグスの先端を油性ペンで色付けする
透明なテグスは先端が見えづらいので油性ペンで色付けしておくとわかりやすくビーズに通しやすくなります。
また、左右の先端を違った色で色付けをしておけば、テグスを交差した際などでも左右を見失う事もなくなります。

・先端を斜めにカットする
ビーズに中々テグスが通らない…そんな時はテグスの先端を斜めにカットしましょう。
先端がとがるので、ビーズにテグスを通しやすくなります。

・ビーズ通しやビーズ針を使う
テグスの先端を斜めにカットしても通せない…そんな時はツールに頼るのも1つの方法。
ビーズ通しやビーズ針を使えば通しにくい箇所のビーズにも楽にテグスを通すことができますよ。
ビーズ針は10号くらいなら2号のテグスを通すのに使えます(細いビーズ針は針穴も細いのでテグスが通せない場合があります)。
ただ、ビーズの穴がもうテグスでいっぱい…の場合は無理やり通すとビーズが割れてしまうので注意してくださいね。そういった時はテグスの太さを変えることも検討してくださいね。

・伸縮性のあるテグスを使う
テグスの中にはオペロンやスーパーアンタロンなど、伸縮性があり、伸びるものもあります。
ゴムのように伸びますので、ブレスレットやヘア小物作りなどにオススメです。
ビーズを編む、というよりも通して作るようなブレスレットなどはこういった伸びるテグスを使うといいでしょう。
その場合は、テグスを二重にして作ると強度もアップして安心です。

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